冬 は　つとめて　雪の 降り　たる...　霜の　いと　白き.....
と　清少納言は　書いて　あって　早朝　が　良い　との　感性の
お言葉ですが　冬の終わりの　時期は　夕陽がとてもきれいです。
枕草子は　いろいろな解釈をされていますが　一応　備忘録的な
説が　一番あるようです。英訳本も　出版　されていて　その題が
THE PILLOW BOOK と　なっていて昔のソウルの曲で　艶のある
♪ピロー　トーク　(シルビア)　とは　同じ　ピローでも　違う　解釈
で　あろうと　思われますので　かなりの　違和感を　覚えます。
愛書家で作家の荒俣　宏さんが　諸外国の本を探す時にカタログ
で取り寄せる　そうですが　そのカタログで日本の小説の　紹介が
あって 日本の　近代小説で　黄金に輝く鬼(ゴールデン　ゴブリン)
のことを書いてある　本　と　紹介されていたのが　尾崎紅葉　著
の「金色夜叉」だった　と　書いてあって　思わず吹き出しましたが
節分も　もう過ぎましたし　きっと鬼達も　熱海の海岸で　月を曇ら
せながら　ダイヤモンドに　目が　眩んで　笑っていることでしょう。　
日本語で　さえ　わからない　語彙が　多い　のに　英語の　単語
や　昔　一時　流行った言葉で　いうと　ボキャブラリーの貧困さに
つきます　ので　難しいもの　ですね。
ゴールデンウィークとか　ゴールデンアワーとか　金閣寺のように
黄金の輝きを感じさせますが　日本でシルバーというとシルバー
シートとか　シルバービジネスとか　銀閣寺のように　銀色に輝く
わけではなくて　高齢者の世代を　指す事が　多い横文字ですが
銀閣寺は　建物が月の光や　その光を受けた池からの淡い採光
や池に映す姿からきた　色　のようで　おぼろげな　ワビ　サビ　の
自然感 からの　呼び名　通称の　ようです。そこが　ご高齢者の
イメージとも重なりますし　向月台　や　銀沙灘　も　独特の世界
で　足利義政の　創り上げた　東山文化を代表しており　もともと
は山荘として造られた庭園と建物で 背の高い垣根も見事でした。
個人的に　金閣寺　銀閣寺　それぞれの　良さに魅了されました
が　やはり　銀閣寺　の　渋さ　に　憧れ　が　あります。

♪サンダーストーム♪　高中　正義さん
アルバム虹伝説　のなかの　インストルメンタル曲で　虹を食べる
セブン　ゴブリンズを描いた　絵本　(伊国のウル・デ・リコ作品)を
観て感激した高中さんが二枚組にして作った曲集です。アルバム
ジャケットがその絵の一部で綺麗な仕上がりですが、このLP自体
は二十年ほど聴いていませんね。今度ひっぱり出して　聞きます。