JAZZ PIANO の アルバム　ジャケットを　掲載した本から
の 抜粋で　ジャケットを 見る　だけで　音が 聴こえてくる
楽しさが　あります。
昔はレコードの総目録(その年の全発売のレコードと廃盤
には　なっていない　現購入可能なレコード カタログ本)の
活字ばかりの　分厚い本を　眺めるのが好きで　調べると
いうよりは　自分の頭の中で　整理していく作業が趣味で
歌謡曲からクラシックまで 聴く　今でいう オタク　でした。
◎　(レコード店でも　アルバイトを　していましたが......)
その情熱が　仕事や職業に向かっていればもっと　とも思う
わけですが それはそれでニッチな趣味としての醍醐味です。
LP レコード だけでも一時は優に千枚超を所有していました
ので カミさんからも　あきれられていたわけで　18歳ぐらい
からコツコツとバイト代の大半を注ぎこんで集めていました。
オーディオの良しあしや　録音ミックスの違いも ありますが
その当時　聴き取って感じた 音と 今　CDで聴く音は かなり
違っていて機材や盤は 同じでも 聴き取る側の感性や環境
で こんな感じ だったのかな と 心情も 含め 曲に よっては

良くも　悪くも　聴こえる　今日　この頃で　あります。

ハヤカワ文庫から音楽嗜好症(ミュージコフィリア)オリバー
サックス著が　出ていて読んでいますが、脳神経学的には
音楽に関する(歌う弾くリズムをとる音程が分る聴く)行為で
人の脳は単一のセンターが存在せず、脳全体に散在する
たくさんの ネットワークが 関与　している とか。サバン症
候群、パーキンソン症、認知症　(前頭　側頭型・ピック病)、
ウィリアムズ症候群等の解説や事例、脳の外傷や ある種
のショックや 薬物から受けるもの、ある一音や楽器、歌に
対しての　反応等　あくまでも　良い事例ばかりでは なくて
幻聴や発作にもふれていて　一番おもしろかったのは心理
学で有名な フロイトについて　音楽に関する記述がない事
と多分　いろいろな証言から音楽を好む環境にはなかった
ことが　書いて　あって　妙に　納得して しまいました。

不思議な　もの　ですね。

一般的には
どんなに良い機材で再生したとしても どんなに　良いレベル
で音盤やCD等の音源が　優れていたにしても(どちらも　良い
に越したことはありませんが)最後は　聴く人の持つ感性です。

聴く側の耳　スキルや　力量　バランス等に　よって 音源は
それなりにしか　応えてくれませんし　聴く側の意思の中の
範囲でそのニーズの度合いなりに　聴かせてくれる 「もの」
であり　それが楽しみかつリラクゼーションに繋がっている
のが現状です。音楽は抽象的でありながらきわめて主情的
であり、内面や感情を表現する独特の力を持ってるとのこと
で　あります。　

本年中
　皆様方には　このブログを　お読み頂き　感謝申し上げます。

来年も　喜楽園　並びに　楽園日記を　宜しくお願い致します。

それでは　皆様　良いお年を　お迎えください。