背景音楽で　主体となるものを　侵害しない　音の流れ　であると
思います。店舗や飲食店などで流れるエレベーター　ミュージック
は　その環境を維持するため　雑音を隠したり第三者間の会話を
不鮮明にする目的や　逆に環境を主張することの意味があります。
ホテルのホールやサロンなどで流れる音楽の　ジャンルや音量は
耳障りにならないよう配慮してあり　軽さや　さわやかさを演出し
器材も　優れものを　使っていて　良いコンデションであることが
最小条件として　価値を保っています。公共施設の会館やホール
においては予算の関係からかその辺の配慮がなく残念な音響の
施設が多いようです。シールド一本でもその発生する音は変わり
ます。最近のコンサートはPA設備の向上からか　かなり大音響を
だしていますが　ミキサーの腕にも　よりますが　耳のハウリング
が起こるような長時間(最初から終了まで一本調子)音の大きさが
全てですみたいなのが大半で　前列では　ほとんど音がひと塊り
になってしまって各パートのセパレート感がありませんし　それに
かろうじてボーカルが　のっかってる感じなので　ミュージシャン
も　自分の耳を　痛めてしまいますね。七十年代初期のあの音響
最悪の建物(函)の武道館でのゼップのコンサートでのクリアー感
はもう出せないのかなと思いますし、CTIオールスターズの日比谷
野音での野外の音でも　あのやわらかなトーンが出せたわけです
ので　もう一度　PAの原点に戻って　音を構築して欲しいモノです。

夏の終わりの夕方で　陽が沈んでいくなかでの　虫の声の合唱が
オープニングアクトの前ふりBGMとして　自然にずっと虫の鳴き声
が　徐々に高まり　ハーモニカの　独奏から　始まって　スタンリー
タレンタインのサックスで　終わったわけで　環境音も含めて　最高
の　演出　と　音響　の　コンサート　でした。ジャク　ディ　ジョネット
ロン　カーター　　ジョージ　ベンソン　　フレディ　ハバード　　ジョニー
ハモンド　等々　クリード　ティラー　インコーポレッドの　熟　練　技
の　オン　パレードで　シンコペーションや　聴衆一体　の　掛け声が
日比谷公園　に　こだましてあふれておりました。　ほの　ぼのです。

今日は　花より　葉を　並べてみました。

エリック　サティの　家具としての　音楽　シュトック　ハウゼン
フィリップ　グラスの　現代音楽の切り口　ジョン　ケージ　や
ブライアン　イーノ　等の　環境音楽　それにもまして自然界の
雨だれ音　や　嵐　や　電車　車のクラクションも含めて　楽器
ではない　今ある自然界や都会の雑踏など　すべてが　BGM 。
(ジョンケージの♪4分33秒　ピアノの前に正装してたたずんで
弾かず　聴衆のざわめきや咳ばらいが　その日の「作品」　と
言うように　別件での　きのこ探求　と　同じく　有名な　「曲」と
いうか　実験　サウンド　です。)

♪カムバック　トゥ　ミー♪　ロイ　オービソン
ビック　オ―　と　呼ばれている　オービソン　の　日本　での　ヒット
曲　バン　バンバン　ドゥビ　ドゥワ―　オゥォゥォゥ　イェ　イェイェー
シングル盤を買いました。最近でもコマソンで　多々　使われている
♪オープリティーウーマン　や　ビートルズの　プリーズプリーズミー
のヒントになった曲の♪オンリー　ザ　ロンリーや　♪クライング　等
BIG　 O の　名の　とおり　偉大なシンガ―　ソング　ライターです。