写真は音楽クラブで　さざんかの宿 を皆さんで歌っているところで
ひと昔　前の　昼メロドラマ調の　艶っぽい　歌詞の　内容です。
昨日の　続きみたいなお話で、西條八十さん作詞、中山晋平さん
の作曲「東京行進曲」という歌があります。歌っているのが　佐藤
千夜子さん日本の流行歌手第一号さらに日本における映画主題
歌第一号という記念すべき曲ですが 元は菊池寛さん原作の小説
からでヒットは昭和3年ころです。戦後には 東京物語という　小津
安二郎大監督の有名　ロングショットの映画もできています。昭和
初めに すでに　ジャズが 日本に　入っていて(モボ・モガのダンス
ミュージックとして)　この歌の　歌詞で　♪昔　恋しい　銀座の柳
ジャズで踊って　リキュールで更けて　明けりゃ　ダンサーの涙雨
シネマ見ましょかお茶のみましょか　いっそ小田急で逃げましょか
変わる　新宿　あの　武蔵野の♪と　唄われています。 ダンサー
の所が　彼女　という詩でしたが　作曲家に変えられたとか　それ
から歌詞の内容から世界恐慌時に一時ラジオ放送禁止になった
ようで歌には吹き込まれなかったけれど　長い髪　して　マルクス
ボーイ　今日も抱える　赤い　恋　という時世を読んだ詩の一節も
あったとかという　当時の色んな要素が詰まった　歌であります。
小田急は　新宿発　江ノ島　箱根湯本　(当時は不明ですが?)等
への　私鉄で　小田急電鉄　(旧　小田原急行鉄道)の　ことです。
私も経堂　狛江　向が丘遊園に　一時住んでいた　ことも　あり
懐かしの私鉄沿線です。恐れ多くも成城には住めませんでした。
　　　
　　　♪柳よ　泣いておくれ♪　ジューン・クリスティ
ジャズのスタンダードナンバーでDエリントン　Wケリー等々
ボーカルも含めて　多くのアーティストに　愛されています。
アン・ロネルが ジョージ・ガーシュインに　捧げた　名曲　!
Willow Weep For Me 願いを聴いて柳よ私のために泣いて
若き日の　クリスティ　の　ハスキー　ボイスで 一度聴いて!
シェークスピア時代の歌劇からインスピレーション受けた曲。